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2丁目タイムズ

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編集後記

編集後記 2022.11月号

2022.12.01

街のプロジェクトの一環の中で、センター街2丁目の久利理事長にお話しをお伺いし、それを本にまとめ、皆様とその貴重な体験や考え方を共有しようという企画が進んでいます。第1回目は「街とアート」についてお伺いし、2回目となる今回は「商売に対する考え方」といった少し大げさに表現すればその「哲学」をお聞きしました。多くのエピソードや考え方はどれも大変興味深いものでしたが、「これは耳が痛い」と感じた例え話がありました。漁師の方が荒天で漁に出れず、出来の悪い漁師は昼間からお酒を飲み、普通の漁師は漁で使う網の手入れをし、出来る漁師は山に植樹をするなど、山の環境に目を配るというものでした。山からの栄養素が川を下り、海に流れ込み、プランクトンが増え、結果的にその海は豊かになるというのは最近では何度となく耳にしたことがありますが、自分が漁師だったとして、果たしてどの範疇に入るのか、全く自信が持てなかったからです。目の前の儲け話や快楽に現を抜かし、未来を見越した活動を進めて行く気構えがなければ未来は無いということです。来月は第3回目となりますが、そのお話の内容がどういったものになるのか今から楽しみです。