昨年の4月にウクライナの首都キーウから神戸に家族4人で避難してきたマリー・ダニエルさん(18)から久利会長に感謝の手紙が送られました。内容は久利会長が注いできた無私無欲の避難民へのサポートに対する感謝を表明したものでした。マリーさんはカナディアンアカデミーを卒業し、今後ポーランドの大学に進学予定です。新聞記事にもなりましたが、8月5日まで炭酸煎餅で有名な有馬の平野屋本舗で短期アルバイトとして働かれています。平野社長とは言葉の壁のため細かい意思疎通ができないことがあっても、互いを思いやる心で信頼関係が生まれています。そう言えば角界でも新十両にウクライナ出身の獅子関が昇進されました。また相撲新弟子検査に同じく兵庫県に避難してきたウクライナ出身の19歳の若者が合格しました。形が違ってはいてもこれらのウクライナ出身の若者達には日本人の温かい気持ちや何とか力になりたいという思いが届いているのではないでしょうか。見知らぬ相手でもお互いの目を見て、膝をつき合わせれば不信感も吹き飛び、きっとうまく付き合えるのにと、未だに終わらないウクライナ紛争を考えてしまいました。