
兵庫県立こども病院は、病気と闘う子どもに寄り添い、ストレスや不安を和らげる「ファシリティドッグ」と呼ばれる犬を導入する方針を決め、必要な費用について5月12日からクラウドファンディングで寄付を募り始めました。「ファシリティドッグ」は、飼い主である看護師などの医療従事者とペアで病院に常勤し、“患者と遊んだり” “手術室までの移動に付き添ったり”して、ストレスや不安を和らげる活動にあたる犬です。小児がんなど重い病気の子どもが多く入院する兵庫県立こども病院では、ファシリティドッグを派遣するNPO法人と協力して、再来年(2027年) 4月を目標に ファシリティドッグ1頭を導入する方針を決めたと12日、会見で発表しました。
NPOによりますと、導入には、専門のトレーナーによる育成費や飼い主である医療従事者の人件費などで、初年度で1,200万円、2年目以降も年間1,000万円の費用が必要になります。一方、ファシリティドッグは診療報酬制度の対象外であるほか、県立病院では赤字が続き経営状況が厳しいことから、病院では12日から目標額を2,000万円としてクラウドファンディングで寄付を募り始めました。そして現在、その目標を達成し、第二目標金額を4,200万円に設定して皆様の御協力をお願いしており、街としても全面協力しています。どうか皆様も以下の公式ホームページからご寄付をお願い致します。
兵庫県立こども病院HP www.hyogo-kodomo-hosp.com/