~他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス~
これまで3度にわたり、大型タペストリーで街からのメッセージを掲げてきました。
一方、兵庫県には4度目の緊急事態宣言が発出され、「有事」「災害レベル」と言った、
軽々しく発するべきではないような言葉が頻出し、言葉自体が軽薄なものになってしまっています。
第4弾となるメッセージタペストリーは、
激動の明治期の外務大臣 陸奥宗光氏の著書「蹇々録」※で
三国干渉について書かれた最終章に記された言葉を引用し、
寝食を忘れ、必死で考え抜き、自らの使命を全うしようと考え続けた
混迷を深める世相に対し最も必要と思われる先人の言葉で表現しました。
※「蹇々録」陸奥宗光 1895年著 本人が晩年に記した外交記録。三国干渉について書かれた最終章で「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」と記している。陸奥宗光同様に日本の外交において沖縄返還の密使という重責を務めた若泉敬が著作のタイトルとして引用していることでも知られている。
三宮センター街2丁目の街衆の想いであると同時に、
ご通行されるみなさんの想いを汲み取れるものとなれば考えています。
日 時:2021年9月7日(火)~
場 所:三宮センター街2丁目商店街中央
寸 法:幅3.5m×高さ4m