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編集後記

日本史関連の本「逆説の日本史」井沢元彦著を読んで(編集後記/2026.9月号)

2026.10.26
Birilevna ロシア館長ビリリョフ
ポサドニック号
艦長ニコライ・ビリリョフ

最近、好きだった日本史関連の本(「逆説の日本史」井沢元彦著)を再び手にし、幕末の辺りを読んでいて、驚きの事実を知りました。

それは対馬に関することで、対馬と言えば2丁目の研修旅行でも「朝鮮通信使を振り返る」との内容で、2022年の8月に彼の地を訪ねています。驚きの事実とは下手をすれば対馬は香港の二の舞になっていたかもしれないというものでした。1861年、ロシアの黒船ポサドニックが対馬に侵入・投錨し、無断上陸して数々の暴挙に及びました。イギリスが清から香港を奪ったように軍事的に極めて重要な対馬を日本から奪い取ることが目的でした。結局、幕府は単独では強力な対抗措置をとれず、イギリスの力を借り、これを排除したが、下手をすればそのままイギリスに占領されていても不思議はなかったのだとか。

この時代は大変革の時代でしたが、井沢氏は結論的に「条約を結んでさえいれば領土問題は起きないという考え方は非現実的である」と述べていますし、現在の世界情勢を見れば井沢氏の意見には非常に説得力があります。
日本が第二の香港にならなかったのは幸運でしたが、この先も緊張感をもって世界の情勢を観ていかねばならないと感じました。