10月28日に組合員の皆様にお配りした神戸ワインのラベルですが、いつもの様に川西英先生の「神戸百景」から選ばれた「六甲山の夜」でした。制作されたのは1952年から53年に掛けてです。
「神戸百景を歩く」と題したブログを執筆中の喜多孝行氏によると、表六甲ドライブウェイの途中にある『鉢巻展望台』からの眺めが、川西画とかなりの部分でマッチするのだそうです。宝石をちりばめたような夜景が織りなす湾の曲線美。その手前に続く背山の稜線、右下の深い谷は新六甲大橋から鶴甲あたりにかけてになるのだそうです。「神戸百景」はどの作品を観ても美しい色に溢れていて、レトロ感も感じながら、その景色の中に観る者を入り込こませてしまい、想像力を掻き立てます。その魅力は多くの偉大な芸術作品がそうである様に時間が経っても色あせることはありません。センター街2丁目の東西入り口に大きなステンドグラス、「脊山眺望」、「港俯瞰」がありますが、これも川西先生の作品です。お気付きでない方は是非ご覧になって下さい。私達、神戸の人間は川西英氏が神戸に住まい、芸術活動に励まれた事の幸運に感謝ですね。
2丁目タイムズ
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