太平洋戦争が終結して、今年で79年目になります。 6月23日(日)午前11時50分、糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が執り行われ、久利会長をはじめ街創り協議会のメンバー4人で出席させて頂きました。当日は湿気を帯びた風を少し感じながら、晴天の中、玉城沖縄県知事の平和宣言、岸田総理はじめ両議員長の挨拶へと進み、宮古高校3年の仲間友佑さんが心を込めて平和の詩「これから」を朗読してくれました。仲間さんの「今年もこの6月23日を平和のために生きている その素晴らしさを噛みしめながら」の声に、参列者の多くが心の中で頷いたのではないでしょうか。追悼式終了後、引き続き兵庫県出身で最後の官選知事であった島田叡氏の慰霊の碑がある摩文仁に向かい、その「島守の塔」で行われた慰霊祭に参列し黙祷をささげ、その後直ぐに那覇空港に急行し石垣島に向かいました。飛行機の遅延はありましたが、石垣市のスタッフの方々の協力もあり、16時からの石垣市全戦没者追悼式には遅れずに参列する事ができました。 戦争末期、八重山諸島でマラリア有病地帯に避難を強いられた結果、3600名余りの尊い命が犠牲となった「戦争マラリア」の過去がありました。「平和の歌ごえ」として、いしがき少年少女合唱団による「月桃」「ふるさと」が合唱され、参列された方は、改めてその恐ろしさを知り、その歴史と命の尊さを後世に伝えることの重要性を感じられたのではないでしょうか。今回の慰霊式参列は「大切な追悼式のために」が唯一の目的であり、摩文仁 → 那覇から石垣島 → 那覇に戻り、即神戸に帰還するといったハードなスケジュールを1日で遂行しました。 この思いは十分に沖縄の関係者、石垣島の方々に伝わったはずです。「KOBE夢・未来号・沖縄プロジェクト」で沖縄へ行く、神戸の、日本のこれからの未来を担っていく子供さん達にも、沖縄の素晴らしい自然だけではなく沖縄戦の歴史的事実について、今後も継続して学んで頂きたいと思いました。