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隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路市立美術館で開催中(2丁目タイムズ 2024.10月号)

2024.10.25

「ツンツン」「パラパラ」「コツコツ」これらの擬態語を聞いて何をイメージしますか?
7月に講演会でお話をしてくださった隈研吾さんの展覧会が姫路で開催されています。「隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路編」と題して、隈研吾さん独特の感性で、姫路城や書写山圓教寺など、姫路の建築をオノマトペ(擬態語)で表現し、ご自身の手掛けた建築と対比して展示されています。隈さんのイメージでは、「姫路城はツンツン」「書写山圓教寺はパラパラ」「姫路市立美術館はコツコツ」と表現されていました。
隈研吾建築都市設計事務所では、大勢のスタッフ、関係者と世界各地で多くのプロジェクトが進行中ですが、それらの仕事でも「オノマトペ」を用いてイメージを共有しているのだそうです。建築というと、工学や数学といった具体的な数値で示されそうなものですが、隈さんたちは、抽象的でありながら、イメージが共有できる日本ならではの「オノマトペ」を活用して、人間らしさや自然との共生を実現する建築が出来上がっていくんですね。9月20日に執り行われた開会式では、ポルトガルからオンライン参加した隈研吾さんから「姫路と世界をつなぐ展覧会になることを期待しています」というメッセージが届けられました。展示では、国立競技場など隈研吾さんの手掛けた作品の模型の実物を見ることもできます。姫路の建物と展示を一緒に楽しめる機会をお見逃しなく。

隈研吾流オノマトペで見る建築姫路編
隈研吾流オノマトペで見る建築姫路編

隈研吾流オノマトペで見る建築姫路編
会期:2024年9月21日~11月17日
会場:姫路市立美術館
詳しくはHPをご覧ください:https://www.city.himeji.lg.jp/art/