logo

2丁目タイムズ

最新情報
お知らせ

人間としての魅力が活動を支える(編集後記/2024.9月号)

2024.10.01

パリオリンピックに続いて行われたパラリンピック競技も非常に多くの感動的なシーンが満載されたものとなりました。女子マラソンの道下美里選手の銅メダル獲得、車椅子ラグビーの金メダル、同じく車椅子テニスの小田凱人選手、そして個人的に非常に驚いたのは両手がないにもかかわらずアーチェリーで金メダルのアメリカのスタッツマン選手などなど、感動的なシーンばかりでした。どのパラアスリートもその不運な障害によって一度は絶望の苦悩の中にいたはずです。それに負けることなく出したこの素晴らしい成績です。感動し、頭が下がらない筈はありません。そしてどのパラアスリートも多くの協力者がおられるはずですが、それも「この人のためならお手伝いしたい!」と周りに思わせる魅力がご本人にあるからこそでしょう。道下選手は彼女の協力者がなんと100人以上だそうです。パラアスリートの努力もさることながら私達も、自身の人間的な魅力を備える努力をしなければなりませんね。

マット・スタッツマン