7月6日から19日まで山口さとこさんと吉井秀文さんの展覧会が元町にある「ギャラリー開」で開催されました。山口さとこさんのお父様、石彫彫刻家である山口牧生氏はちょうどセンター街2丁目のSPOPELさんの前あたりにあるアート作品「條痕のある石」(2013年4月に収蔵)の作者です。山口さとこさんは果実・野菜・植物種子・貝殻・石・硝子・合成樹脂といった素材をステンレスワイヤーで包みこみ、例えば写真にある様にピーマンが時間と共に乾燥し、収縮していく様を作品にしていらっしゃいます。この作品は「時間の移ろい」がテーマになっているようですが、さと子さんは「観られた方の感性で理解してもらえれば」と語られていました。吉井秀文氏はプラスチック製の容器内部に出来た泡をモチーフにし、石を泡の形に形状したものを作品とされています。泡の形は人間の意図したものではないので、そこに面白さを見出されているのかもしれません。山口さと子さんは野外彫刻の庭、「ミチ・ガーデン」を一般に公開されていて、石の彫刻に触れることができます。ご興味のある方は「ミチ・ガーデン」で検索してください。
【山口さとこ ミチ・ガーデン】京都府亀岡市西別院町万願寺大堂21-67