
かねてより神戸と友好関係を結び、隈研吾氏の講演会、久利理事長の「ゆすはら未来大使」就任など、活発な交流を継続している高知県梼原町。5月10日、11日の2日間、商店街や「ひと街創り協議会」の皆さんと彼の地を訪問してきました。旅の一番の目的は、久利理事長が所蔵していた須田剋太の絵画「梼原 千枚田」の寄贈でした。吉田前町長の熱烈なご希望もあり、「(絵が)帰るべきところに戻りたがっている」と久利理事長も感じられたそうです。久利理事長から「地域の子供さん達の目に触れるところに飾ってほしい」との希望を受け、隈研吾氏が設計された「雲の上の図書館」に展示されることとなりました。
訪問2日目には地元の方のガイドで隈研吾氏の建築群を見学。ガイドの方が「雲の上の図書館は隈研吾氏の言われる“負ける建築”の代表だと思います」と聞き、本やインターネットで何度も見ていた「雲の上の図書館」の実物を見て、「まさに!」と驚嘆しました。「背景の山の稜線」と、「図書館の屋根のライン」が美しく調和していました。ぜひ現地でご覧頂きたいと思います。
梼原を訪ねて、最も印象的だったのは「町の人々」の振る舞いです。町の人とすれ違うと高校生でも全員が「こんにちは!」と挨拶してくださいます。我々がお世話になったバスの運転手さんが到着後に洗車をしていたら、車椅子に乗った高齢の女性が一生懸命に梼原の魅力を伝えておられました。どの人も優しく、まっすぐで、他所から来た人達に常に親切に接して下さいました。「人の魅力」こそが「町の一番の魅力」だと改めて感じさせられる旅で、心が温かくなりました。
