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社会福祉法人 光朔会 理事長 山口 元氏 講演(2丁目タイムズ 2024.2月号)

2024.02.26

街創り協議会のメンバーの社会福祉法人 光朔会オリンピアの山口 元(ヤマグチ ハジメ)理事長が2月18日(日)に阪急六甲駅の北側にあるカトリック六甲教会で「~高齢社会の中に生きるわたしたち~」と題して講演されました。オリンピアさんは特別養護老人ホーム、高齢者総合福祉施設、グループホーム、保育園等々、幅広く社会に貢献されています。山口氏は「兵庫・生と死を考える会」の副会長をしておられ、日頃の業務ではそれこそ多くの「生と死」に携わっておられます。講演で印象深かったのが、「胃瘻(寝たきり状態の方に腹部から直接胃に栄養を送る事)は虐待である」という言葉でした。海外では胃瘻そのものが否定されているのだそうです。日本の介護では「安全の為」という建前から、安易に患者を拘束し、さらに言葉による拘束(ダメ!・ヤメテ!)も平気で行われているのが現状だそうです。それは日本的善意、つまり同情と哀れみといった優生学思想であり、それは「尊厳の否定」に繋がっているのだそうです。
社会福祉法人オリンピアでは【①敬語を使う②嘘をつかない③尊厳ある生活へのお手伝い】に常に取りくみ、「寝たきり高齢者のいない国」を目指して励んでおられるそうで、高齢の母親がいる私には本当に頼もしく感じられました。山口理事長、これからも高齢社会の支えとなる活動を宜しくお願い致します。

山口 元氏
山口 元氏