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2丁目タイムズ

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編集後記

春の倉敷へ(編集後記/2026.4月号)

2026.04.27
大原亭01

松島 巌先生のコアガラス展を岡山の百貨店天満屋で観た後、倉敷に足を延ばし、倉敷の美観地区の春を楽しんで来ました。春の桜の美しさに酔いながら、その桜の下、ウェディング姿で挙式の記念写真を撮っている二人とそのご家族、実に和やかな素敵な時間でした。そして国指定重要文化財である旧大原家住宅を拝見してきました。大原家の歴史は約300年前、倉敷に出てきた初代忠則に遡ります。以降、倉敷の地で繰綿の仲買業、米問屋等を営みながら豪商、大地主へと成長していきました。近代になると6代幸四郎(1833~1910)が倉敷紡績(株)を、7代孫三郎(1880~1943)は(株)クラレを設立し、大原美術館も建てられました。旧大原邸に入れば直ぐ目にするのが5代壮平、6代孝四郎、7代孫三郎、8代総一郎が語った言葉です。「感情を出発点とした政策には賛同できない」、「いはゆる安全の道は進歩も工夫もないものである」などなど多くの名言が天井から吊るされています。昨年のタイムズ12月号でご紹介した関西電力初代社長、太田垣士郎氏の残した名言とも通じていると感じました。何かを成し遂げるには当然ながらこういった強い信念が必要なのだと反省しながら神戸に帰って来ました。

大原亭2
美観地区