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第20回 ストリートミュージアム作品収蔵式典開催

2025.06.11
第20回 ストリートミュージアム作品収蔵式典開催

~30作に向け、陶器とガラスの架け橋となる作品~

阪神淡路大震災から、アートの力によって街を甦らせようとする「アートストリート構想」の一環として2006年より毎年1作品ずつ路面にアート作品を収蔵し、来街者のみなさんにお楽しみいただいているストリートミュージアム。あらたに、陶芸作家 田嶋 悦子さんの作品「Cornucopia 09-Y11」が収蔵されます。これまで金属、石、木材など、大地から取り出される材料を人間の卓越した技によって美しく作り上げられたアート作品を収蔵してきました。中でもガラスは神戸の風土、気質に相応しい素材であり、姉妹都市として交流のあるシアトルはスタジオガラスのメッカであることから、今後30作に向けてガラスの作品を中心に収蔵していこうと考えています。節目の20作目となる今回はガラスと陶器を融合させた作品で、ガラスへの架け橋となる作品として選ばれました。

下記の日程で収蔵式典を開催します。作家の田嶋悦子さんも御出席されます。取材の方、よろしくお願いします。

日時: 2025年6月29日(日)11時から(約30分) ※10:30受付開始
場所: 三宮センター街2丁目商店街東 アートスクエア(いくたロード交差点)
除幕参加者(予定): 田嶋 悦子 様
久元 喜造 神戸市長
三宮センター街2丁目商店街振興組合理事長 久利 計一

【この件に関する問い合わせ先】
三宮センター街2丁目商店街振興組合事務局 企画商業振興担当 藤井 淳史
〒650-0021 神戸市中央区三宮町2丁目11−1 センタープラザ西館 6F
電話078-331-3091/FAX 078-333-8591

HP: https://centergai2.com/

Eメールアドレス:centergai2@nifty.com



2025年6月29日 ストリートミュージアム 第20回 収蔵 作品/作家紹介

 「Cornucopia 09-Y11」

「Cornucopia/コルヌコピア」には豊かさを願う意味が込められています。黄色は活力あるビタミンカラーであり、未来に向かって力強く進む勇気を作品と鑑賞者が共有できることを願っています。

田嶋 悦子 氏 プロフィール

■経歴
1959年大阪生まれ。大阪芸術大学工芸学科にて柳原睦夫に師事し、現代陶芸を学ぶ。
80年代に関西のエネルギー溢れる自由な気風のなかで、女性の立場からの彩色豊かな官能的な作品を発表し注目を集める。90年代に入ると、それまでの装飾的な要素を一切削ぎ落としたミニマルな作風へと移行。その後、陶とガラスを接合したのびやかな形状のオブジェクトー《Cornucopia》シリーズを生み出す。
大阪芸術大学工芸学科陶芸コース教授

■受賞歴・展覧会
2004年「日本陶磁協会賞」受賞
2019年 紺綬褒章受章
西宮市大谷記念美術館「田嶋悦子 Records of Clay and Glass」(17年)
石川県能登島ガラス美術館「田嶋悦子 花咲きぬ」(19年)など

■パブリック・コレクション
東京国立近代美術館、富山市ガラス美術館、兵庫陶芸美術館、大原美術館、サンフランシスコ/アジア美術館ほか多数


【昨年の収蔵式の様子】

除幕前   
除幕式
作家キム・ドンヒ様ご挨拶
除幕後の様子