８月２４日、２５日、２６日と三日間に亘ってアートスクエアでウクライナ街頭募金活動が行われました。周りの店舗の方々には本当にご迷惑をお掛けしました事を改めてお詫びいたしますが、あるご婦人のご寄付には本当に驚いてしまいました。初日に活動している最中に、上品そうなご婦人が活動の様子を聞かれた上、「少し、まとまった寄付を考えています」と発言されました。それに対応されたボランティアの方が「それなら神戸市や他の機関もご紹介しますよ」と答えたところ、「今までも寄付をしたことはあるが、ここの活動が一番信頼できる」と仰られ、最終日に再びお越しになり、何と１００万円の現金をウクライナ女性のマリアさんが抱えていた募金箱に差し込まれました。その中にはお手紙も添えられていて「ウクライナにいる子供達を一日も早く安心してご両親と生活出来る日が来ます様に心より願っています。子供達のためにお役に立てて頂きたく心ばかりの金額ですがお受け取り下さいませ」と温かい言葉にその想いが溢れていました。もちろんお名前は何度かお尋ねしましたが、一切明かされませんでした。吉田松陰の言葉に「至誠にして動かざる者は未だ之れ有らざるなり」（誠の心をもって尽くせば、動かなかった人など今まで誰もいない）という有名な名言がありますが、これを正に表しているような気がしました。本当に改めて感謝申し上げると共に、平素の地味な活動の実績が、多くの方々に街への信頼を築き、高めている事を実感致しました。