
4月19日に西宮市民会館で琉球舞踊とアイヌ古式舞踊の両方を観ることの出来る「だんじゅかりゆし」が開催され早速観覧して来ました。「だんじゅかりゆし」とは、沖縄の言葉で「とてもめでたいこと」を意味します。今回の催しは琉球とアイヌ、それぞれの風土に根ざした舞踊が一堂に会し、異なる文化の美と精神を舞台上で観ることが出来るイベントです。それぞれの文化が大切にしてきた祈り、自然との共生、そして人々の営み。その精神が舞に託されています。実際に鑑賞させて頂き、宮廷舞踊として発展したと言われる琉球舞踊から感じるのは女性の優美さのような柔らかい動きで、アイヌ古式舞踊は祖先から育んできた生活の営みと自然に対する畏敬の念が豊かに表現されているような気がしました。
今回は日本の南と北の土地で育んできた舞踊を一度に鑑賞できとても興味深い催しでした。優雅で静かな沖縄舞踊は歌舞伎に似たところがあり、自然の中から発生したアイヌ古式舞踊は声が楽器となり神聖な空気が漂う祈りの舞でした。お互いの文化を大切に守り、その伝統と想いを舞に込めている、その空気感を肌で感じた時間でした。

